夏を乗り切る納税対策
2017年7月18日
2017年7月18日
こんにちは。
『フロンティア総合会計事務所』の内園です。
7月も下旬に差し掛かり、かなり暑くなってきましたね。
そして、7月は何かと支払いが多い時期でもあります。
社員さんが10人未満の会社では、つい先日まとまった税金の支払いがあったかと思います。
そう、「半年分の源泉所得税」です。
他にも「労働保険料」、会社によっては「賞与」の支払いもあるでしょう。
さらに「法人税」などの納付が重なった場合は大変です。
今回は夏の支払負担を減らす方法をお伝えします。
例えば上記の総額が「300万円」で内訳は以下の通りだとします。
【内訳】(単位:万円)
源泉所得税(半年分)60 ※10/月
労働保険料・賞与 100
法人税・消費税 140
次に支払方法を比較します。
【ケース1】・・・ (一度に支払う)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
0 0 0 0 0 0 300
【ケース2】・・・ (支払時期を分散する)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 ・・・10月
10 10 10 10 10 10 100 ・・・140
何故このようになるのでしょうか。
違いは「源泉所得税」と「法人税・消費税」の納付時期です。
≪源泉所得税≫
【ケース1】半年ごとに納める・・・7月に60万円納める
【ケース2】毎月納める・・・・・・1~6月に10万円づつ納める
≪法人税・消費税≫(納付は決算月の2ヶ月後)
【ケース1】5月決算 7月に納付
【ケース2】8月決算 10月に納付
【ケース1】は「労働保険料」や「賞与」の支払いと重なります。
【ケース2】は支払いが重ならず、夏に資金を蓄えられます。
※あくまで納付時期での比較であり、都合により5月決算を選択される会社もあります。
税額そのものを減らす「節税対策」も大切ですが、
支払時期を分散させる「納税対策」も大切です。
是非、会社にとって最適な方法を考えてみましょう。
いつでもご相談をお待ちしております。
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所 内園 航