現金出納帳は必要ない!?
2015年5月25日
2015年5月25日
こんにちは。
『フロンティア総合会計事務所』の大隅です。
突然ですが、質問です。
皆様の会社には、現金出納帳がありますか?
会社の金庫を用意して、現金を入れて、
使う時はそこから出して、現金出納帳に記入する。
このような本業以外の業務に煩わしさを感じている方も
多いのでは無いでしょうか?
実は、会社の現金を社長が管理している場合、
現金出納帳は必要ありません!
「税務調査の時、指摘されるのでは…」
「税理士に作成するよう指導されているし…」
このように思われた社長、大丈夫です。
「一旦、社長のポケットマネーで支払った事にする」
これだけで、あの煩わしい現金出納帳から解放されます。
具体例で説明したいと思います。
(例)会社で文房具100円を購入した場合
① 文房具100円を一旦、社長のポケットマネーで支払う
(仕訳)消耗品費100円/社長借入金100円
② 会社預金からお金を引き出し、社長のポケットに戻す
(仕訳)社長借入金100円/普通預金100円
たったこれだけでOKです。
何かを購入した際、現金勘定を使うのではなく、
社長借入金(=社長のポケットマネー)で処理するのが
ポイントです。
もうこれで現金残高が合わず悩むこともありません。
ちなみに飲食業等のレジ売上がある方は、
iPadレジの導入をおすすめします。
iPadレジは、iPadがそのままレジになるため、
レジ会計周りの作業が大幅に削減されます。
現在、様々なiPadレジがありますが、
たとえばリクルートの提供している「Airレジ」は
POSレジの機能全てを無料で導入することができます。
クラウド型なので会計ソフトと連動可能で、
売上データが自動で会計ソフトに入力されます。
もうこれで売上金額を紙で見ながら手入力する
作業も必要ありません。
以上になります。いかがでしょうか?
細かい作業の積み重ねで業務は手間が多くなります。
業務フローの見直しを行う事は大変ですが、
各業務が必要とされている目的を捉えると、
効率化の方法が見えてくるはずです。
今後も節税だけでなく会計周りの業務効率化も
ご紹介していけたらと思いますので、
よろしくお願い致します!
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所 大隅 直人