銀行さんに足元見られてませんか?
2015年11月9日
2015年11月9日
こんにちは、
『フロンティア総合会計事務所』の合田です。
銀行さんからお叱りを受けそうなタイトルですが、
今回は、銀行さんとのよくある融資の交渉について
お話します。
本日の登場人物!
①強い会社Aさん
②そうでない会社Bさん
両社とも同業で売上は同じくらいです。
ただし、中身がAさんの方が強いです
(財務体質が強固です)
そこで、月末の支払いのため、
1,000万円借りようと銀行に相談します。
その条件が、
Aさん:金利1%
Bさん:金利1%
一見同じ条件です。いや~低金利の時代バンザイ!
強いAさんの年間コスト
1,000万×1%=10万円
これでOK!早く貸して!
ただし、強くないBさんは銀行さんにこう言われます
「保証協会付きでお願いします」
「定期預金200万円お願いします」
支払があるのでとりあえずOKしたものの、
後日Bさんは計算してみます。
保証協会の保証料は0.7%前後。
すると金利と合わせて実質1.7%!?
1,000万×1.7%で17万円!?
Aさん10万円なのに!!
いえ違いますよ、Bさん!さらに上がるんですよ!
なぜなら、Bさんが借りた金額は実質800万なの
です。 (定期の200万は拘束されているため)
この17万円は、
1,000万円でなく800万円の融資に対するコスト
だと思ってください。
これを逆算すると、
17万÷800万×100=2.125
なんと2.125%!!
ざっくりの計算ですが、
1%だと思って借りたら実質2.125%払っていた、
という数字のマジックです。
銀行は、なんだかんだ言っても営利企業です。
Bさんのように財務体質が弱いと、
こういった所で足元見られたりします。
銀行と交渉できる強い会社になりませんか?
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所 合田良明